読書家のための偏見作品紹介

主に小説の紹介、書評で人生を設計したい

2020-01-01から1年間の記事一覧

<シャニマス>サポート摩美々が強すぎる。

いつ来るかも知れない<期間限定>円香のために貯めてたジュエルを解放する。 理由は当然、今回登場した<期間限定>ガチャの誘惑に負けたから。 円香じゃなかったけど、強すぎないか、これ。5,16倍とか微妙な数値に気を取られていて、遅れて数値の大きさに…

Apr ,2020 読書日記まとめ

コロナで外出自粛ばかりが促進され、ようやく人間の本質が垣間見えるというか、つまり家の中でひとりで何ができるかが人生の本質である。 正直この時期は、いわゆる人間の成熟度という意味で、大きな差が生まれているんだろう。 少なくとも携帯いじって一日…

こんなときこそ嬉しいニュース

どうせ明日に1ヶ月のまとめを書くので、ものすごくちょっとしたことを書く。 コロナの影響で、もともとが在宅好きの人間にとってはパラダイスな状況と、日本、世界、あるいは人類全体の悲報が飛び交っている。 しかしそれで朗報ばかりが目につくのが、俺み…

ネタがないから「パンデミック」

いよいよネタがなくなってきた。 さすがブログのセンスがないだけあるなと自問自答。 しゃーねーから本屋と同じネタをやる。 つまり、今は外出自粛もあって、パンデミック小説が熱いという話。 元祖「パンデミック」 有名パンデミック作品リスト 1、ペスト …

新刊ががんばってる

4月16日。津原泰水の新刊の発売日だった。 新曲のCDは決まって水曜日に出るが、小説にそんな縛りはないから、今日のような木曜日に出てもいい。 まあ小説という媒体の自由さは、そんなところにも表れているわけである。 しかし緊急事態宣言の中で新作を出…

<作品紹介>心配せずとも、いつの時代も美術家はいる「乙嫁語り」

媒体の魅力についてはよく話しているように思う。 媒体の特性とクリエイターの作風は直結しているから。 たとえば小説なら、これは限りなく自由な媒体だけれど、いわゆる文学に忠実なものと、逆にあえて逆らうもの、どちらが好みか。 「どちらも好き」は無し…

<レビュー>富豪というわりに常識的な筒井

富豪刑事の1話を見る。 原作を読んでいるせいか、テレビにかじりつくほどの期待はしておらず、気がつけば放映から2日が経過していて、録画を見た情けなさ。 なんせノイタミナであったことすら知らなかったのだ。まあ見ただけよしとしよう。 原作との比較 …

<レビュー>体調不良を乗り越える糧の愛情

ここ数日、40度の高熱にさいなまれた。 昨日は緊急事態宣言も発令され、咳が出る、あるいは高熱なんかですぐに白い目で見られる時期であるから、俺自身も少しばかりはひやひやしたものの、コロナではないという自信はあった。 コロナの影響でバイトもなく…

<作家紹介>日本に一人しかいないと強く感じさせる作家「山尾悠子」

しつこいようだが、村上龍のエッセイが終わったことに対する気持ちの整理が、未だにできていないようだ。 ようだ、というのは、つまり俺自身は過ぎたことだと思っているはずなのに、俺という脳の思考はそうなっていないからだ。 「俺自身」と「俺の思考」を…

Mar, 2020 読書日記まとめ

春休みも終わりかと思いきや、延長するなんて奇跡が起きちまったもので、遠足の前日の小学生のようにテンションが上がっちまった俺は、毎日夜も眠れない。 夜眠れないとき、何しよう。 そうだ、本を読もう。 そういうときにうってつけの本は、共通の前提条件…

「人ではないものが乗っているから無人戦闘機」のあれがアニメ化

86(エイティシックス)がアニメ化だとよ。 まあするとは思っていたが、ようやくか。 俺は1巻しか読んでいないが、ぶっちゃけすごいおもしろかったのを憶えていて、そして布教と本棚の整理をかねてその1巻を友人にあげてしまったというのもあって、なん…

シスターキャラの意外にして盤石な人気

最近、炎炎の消防隊というアニメを見た。 なんか、びっくりするくらいの定番バトルもの少年漫画って感じだったのだが、意外にも見入ってしまった。 理由としてひとつわかりやすいのは、つまりアニメがすごいのだから、演出効果だろう。 けれど監督は聞いたこ…

いろいろ読んだ2

存外たくさん本を読めたので、ここで久しぶりに紹介します。 作品履歴 1,すべての男は消耗品である。最終巻 2、あなたの人生の物語 3,タイタンのゲーム・プレーヤー 4,ひらいて まとめ 作品履歴 1,すべての男は消耗品である。最終巻 すべての男は消…

休載

また忙しくなるのでしばらく書けません。 また本だけたくさん読んで帰ってきます。 次は少なくとも20日以降になります。 コロナには気をつけてね。

<書籍紹介・レビュー>フランス版・罪と罰

いい本を読んだ。 というか見つけた。 某歴史小説家が宣伝していたので購入してみたが、まだこんな本が眠っていたとは。 紹介とレビューと、いろいろしたい衝動に駆られたのだが、そういうことをしたくなる衝動に駆られるのは、それだけこの本が思弁的だから…

<ふりかえり>第2の人生「どうぶつの森シリーズ」

来るべき3月20日。 現れるは1本のゲームソフト。 www.nintendo.co.jp 小学生のころから関わっているのだが、いやはや前作から8年もたっていたという事実に困惑。 年を重ねると物事を長い目でとらえる傾向が強まってくるので、どうにも歴史的に振り返っ…

<作家紹介>元祖ハードSF作家「アーサー・C・クラーク」

某政党が言い張るように、われわれ民衆のあいだでは、にっくき存在として見なされやすいNHKさま。 しかし国営放送局だけあって、取り扱うジャンルについては浅いですが広いです。 読書家のみなさんは「100分de名著」というコーナーをご存知でしょうか。 …

<レビュー>攻殻機動隊2.0を見たぞ

攻殻機動隊は1995年にアニメになって、けれど日本では一部のカルト的なファン以外には見向きもされず、何事もなく消え去ったあとになぜかアメリカでDVDが売られ、ようやくそこで大ヒットを飾ったという経緯をたどっている。つまり日本の作品であるに…

シャミ子ってなに

site.nicovideo.jp 流行語についていけなかったので調べたら、やはりアニメだったので見た。 「まちカドまぞく」という1クール12話の凡の凡。 視聴者の悪いくせ「シャミ子が悪いんだよ」なんて実際は使われていなかったのだが。 こんなフレーズが流行ったの…

Feb, 2020 読書日記まとめ

今年は閏年で2月が一日多かったのですが、春休みが1日延びたと考えられれば得をしたわけです。 それにしてもなぜ2月に日が延びるのかといえば、諸説あるとも、それどころか不明というのが定説だそう。 それでも強引に探せば見つかるもので、ローマ帝国の暦の…

~アニメ化だとよ~ 2020の豊作

たびたび言っているが、筒井康隆はわが読書の師である。その筒井大先生が原作を書かれた富豪刑事が、いまさらになってアニメ化している。富豪刑事 (新潮文庫)作者:康隆, 筒井発売日: 1984/01/12メディア: 文庫 ふむふむ、原作は読んでいるし2006のドラマも見…

<書籍紹介>ショートショートの源流「さあ、気ちがいになりなさい」

ショートショートというジャンルは教科書に載るほどに認められた。星新一という日本SFの祖によってだ。 好きな作家ランキングではトップ10圏内の常連作家であり、その人気が色あせることがないのは、古さを感じさせないように書くという作者の意図があって…

いろいろ読んだ

旅行と用事が相まってパンパンに膨らんだスケジュールを終えた。 忙しすぎてまったく書けていなかったブログを更新しようと思う。 ひとまず移動中に読んだ本をまとめるだけで濃厚な記事が書けそうだ。 夜来たる スキズマトリックス 安達としまむら カラマー…

<書籍紹介>マイ・オールタイムベスト「ファイト・クラブ」

序文が一切思いつかずに一時間が経ったので諦めます。 魅力を語ればきりがないですが、それを最小限の言葉で語るのが書き手の仕事であって義務。 しかしまあ、とりあえず自分の経験した書籍の中では頂点。それだけしか言えないので。 最近になって、新版の第…

<書籍レビュー>「裸のランチ」を読んだぞ

実は高校生の時に一度読んでいます。回数的には三度目。それだけ中毒性のある作品。 読み返そうと思ったきっかけは、ジュンク堂で見かけた河出文庫のフェア本棚。読書家声優として知られる斉藤相馬が全面協力らしく、河出文庫のあらゆる帯にイケメンの顔が載…

<書籍紹介>平和ボケした日本人へ、戦争の対義語は平和ではない「戦争と平和」

ようやく出ましたね。 「戦争と平和」の新訳。 実に十五年ぶりとのこと。 自分が読んでいた新潮文庫の工藤精一郎訳のやつで、かなりいい訳だという印象だったんですが、やはり海外古典ならではの訳比べという楽しみを経験しておかないと損ですよね。それに光…

<書籍紹介>戦争はときとして、社会と個人を根本から変え得る「太陽の帝国」

最近に発売された書籍から。ほんとうはそれが作品紹介ブログの仕事なんですけどね。 そしてこれは新約決定版ということで、旧約を読んだことがない方にもおすすめ。 二十世紀の英文学の傑作を紹介します。 作品紹介 1, 終末的世界観 2, あらすじ おわりに 作…

<書籍紹介>日常が退屈なんじゃない、退屈なものを日常と呼ぶ「日はまた昇る」

毎日な退屈を変えてくれる…………誰でも理解できるはずの、あまりに単純に羅列する文字列で………… それが読書であり、ヘミングウェイの矜持。 同じ車両に揺られるサラリーマンでもないのに、あるいは毎日が刺激的なはずの若者なのに、退屈な日常を描いた本を楽し…

はてな起動

はてなダイアリーがなくなっていたのには驚きでした。 カクヨムと並んでよくのぞいていたので。 とはいえ気づいてなかった時点で「今は昔」のことだけれど。 はてなブログに統一されて、かたやダイアリーの記事も移っていたようなので安心ですが、つまりぼく…