読書家のための偏見作品紹介

主に小説の紹介、書評で人生を設計したい

2021-08-01から1ヶ月間の記事一覧

男が化粧をする時代

船で生活してるのに、すげぇ厚化粧の女子を見つけてしまったので、暇つぶしながら書きます。 ネットの接続は悪いし、キーボードじゃないから打つの遅いし、ホントにブログなんか船の中でやるもんじゃない。 で、厚化粧の女を見てよく思うのは、そこまでして…

どうして相対主義がダメかって話

どうにも頭のお堅い老害というのが、しばしば武士のような献身的態度よりも、ただ気の違ったリベラル思想家だったりするのは、どうしてなんだろうと考えたことは、あるようでないのではないでしょうか。 彼らのような老害に対抗するために、わたしたち若者は…

もののけ姫は本当に女の物語なのか

前回の続き。 ようやく「もののけ姫」をキャラクターに注目して解剖していくよ。 まずは一つ確認しておこう。この物語の主人公は誰か。 アシタカか。もののけ姫(サン)か。 無論、答えはサンだ。 タイトルだってそうなってるじゃない。 「『タイトルに入っ…

今こそ神秘主義の奥深さを知ろう

金曜ロードショーのもののけ姫を見る。 別に地上波放送じゃなくても、年に2・3回はDVDで見てるくらいに好きなんだが、あれをまともに議論してくれる人といまだ出会ったことがない。 これだけ人気な作品なのにちょっと悲しい、と思う時期はかなり前に過ぎ去っ…

終戦日と原爆のあれこれ

8月15日で終戦の日一色ムードなので、とりあえず終戦に触れておく。 台湾人の実業家・許文龍は太平洋戦争について、 「日本が勝っていれば天下太平だった」 と語っていたが、まったく頷くことはしなくとも、今より平和だったのは間違いあるまい。 もとい、平…

読書家が一度は直面するであろう、あの厄介な問いに対する答え

実は何の本を読むべきかっていうのは、本を探す上で本当に大変な問題だったりする。 しかし現代文の教科書、とくに高校の教科書なんかは本当によくできてて、高1には羅生門、高2にはこころ、高3には舞姫が用意されてるのは、それぞれの年齢に適しているわ…